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二次創作界のファンダム理論の難しさ?

二次創作界のファンダム理論の難しさというより、R. Barthes の〈作者の死〉概念であれ、John Fiske の〈解釈共同体〉概念であれ、Stuart Hall の〈能動的な脱コード化〉概念であれ、Michel de Certeau の〈テクスト密猟〉 概念であれ、Henry Jenkins の〈参加型文化〉概念であれ、全てが作者(テクスト)/読者の二項間の概念なのである。 したがって、作者が読者に、読者が作者に、読者が複数の作者群のひとりになったりする、アクターの役割が流動的かつ多重的な二次創作界を考えるには、これらを規矩準縄として当てはめるだけでは不適当なのだ。