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ベクトルの直交について

ユークリッド空間上のベクトルの直交に関する公式  \vec{a} \cdot (\vec{c} - \vec{b}) = 0 \iff \vec{a} \cdot \vec{b} = \vec{a} \cdot \vec{c} が愚鈍な私にとっては自明でないので、これを図形的に理解したい。次の図が直感的な理解を助けるだろう。

2ベクトルが直交した図
2ベクトルが直交した図

 \vec{a} \cdot \vec{b} =\vec{a} \cdot \vec{c} \iff |b|\cos\theta_1 = |c|\cos\theta_2  |a| > 0)であり、公式   \overrightarrow{OA} \cdot \overrightarrow{BC} = 0 \iff \vec{a} \cdot \vec{b} = \vec{a} \cdot \vec{c} の主張するところはつまり「垂直線上の点を終点とするベクトルの正射影( |x|\cos\theta という形で表せる)はすべて等しい」ということである。