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項目内における記号相関物としての結合関係について

過日の記事『形式と元について』に述べた「項目内に生じる結合関係」について、以下の文章を紹介する。

ここで、商品のバッグは、それと形象的に対をなす記号相関物としてのシニフィアン(貝殻、石、植物)に結びつけられることによって、絵の中のさまざまな形象と結合関係(連辞的関係)の中に導き入れられています。そして、そのような形象として導き入れられた画面の構図が、カンディンスキーを想わせる絵画の引用となっている。この引用を通して、芸術性のコノテーションが成立しているわけです。*1

「項目内に生じる結合関係」の本質は、連辞関係であった。同項目内で認識されることにより、要素群は互いに連辞関係を結び、固有の意味作用を生み出す。そして、これらの意味体験がプロトタイプとして、要素の意味内容に入り込んでくるということであろう。

*1:石田英敬記号論講義 日常生活批判のためのレッスン』(筑摩書房、2020年)、280頁。

文化祭のデザイン物について

備忘録として。

ソーシャルメディアのアカウント管理は、Hootsuiteなどのソーシャルメディア管理ツールを使うことを推奨する。
理由は、文化祭で管理するアカウントが複数個あるとそれぞれに投稿の時間設定をかけることが大変になるからだ。Hootsuiteなら同時投稿もできる。そして有料版であれば、投稿権限を付与するときにパスコードなどの認証情報を渡す必要がない。これはコンプライアンス上重要である。

また、ソーシャルメディアの投稿に付属する画像等のメディアに関しては、Adobe Sparkを利用している。
理由としては、豊富なテンプレートやフォント(現時点では日本語に非対応だが、いつかは対応するだろう)を利用できることや、複数のソーシャルメディアに対応した画像サイズを提供してくれるからだ。労力を最小化し、画像のクオリティーを高めるためには利用したほうがいい。
注意としては、Twitterの推奨の画像サイズを確認すること。タイムラインで画像が切れることのないように。

アカウントには2段階認証等を徹底すること。事件は起こってからでは遅いのだ。

機能は後から有料化してはいけない

Nanaという音楽系ソーシャルネットワークサービスを知っているだろうか。
https://nana-music.com/
歌ってみたをアプリで作れるという主に若者向けのサービスだ。

このアプリのレビュー欄を見ていると、その酷さに驚いた。
「シークレット機能を有料化するのは金儲け」だの、「課金を親に言うのは学生にとって嫌なもの」だの醜い言葉が目立つ。伊武雅刀子供達を責めないで」の歌詞に出てくるような子どもたちである。

そこで、次のような疑問が浮かんだ。
既存の機能を有料化するときと、新しい機能を有料として追加するときのどちらの方が利用者に文句を言われないだろうか。

損益回避性によれば、前者は相対的に負であり後者は正もしくはプラスマイナスゼロだから、後者の方が文句を言われないということになる。

サービス提供者は、往々として叩かれる対象となる。
自分がバイトの店員をしているときは、「お客様は神様じゃない!」とか文句を垂らすくせに、いざ自分がサービスを享受する客となると増長を始める。
確かに、運営は顔が見えないから共感作用が働きにくいかもしれない。しかし、資本主義社会で生きていくにはそんなことはザラにある。ましてやグローバル社会では知らない他人に畏敬の心を持って接することは必須である。学校で習わなかったのだろうか。金儲けしているから叩かれるのは仕方ないとかと甘い考えを持っていると自分に帰ってくるよ。

以上、個人的な愚痴でした。

Nanaを教えてくれた友人の方ありがとうございます。